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【例文あり】未経験から事務職に転職するときの志望動機は?書き方や例文を紹介

最終更新日:2025年7月30日

目次

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  • 事務職に詳しくなろう
    • 事務職の主な仕事内容
    • 事務職に求められるスキル
  • 事務未経験で志望動機を書く時のポイント・書き方
    • ①なぜ未経験から事務職を目指すのか明確にする
    • ②事務職に活かせるスキル・経験をアピールする
    • ③企業研究を徹底的に行い具体的な人物像を把握する
    • ④長期的なキャリアビジョンを示す
    • ⑤未経験であることを前向きに捉える
  • 一人で志望動機作成が難しい場合は転職エージェントを頼ろう
  • 【例文あり】未経験から事務へ転職する際の志望動機3選
    • 例文1:販売職から事務職への転職
    • 例文2:製造業から事務職への転職
    • 例文3:飲食業から事務職への転職
  • 面接で志望動機を伝える際のポイント
  • 効果的な志望動機で未経験から事務職に転職しよう

未経験から事務職への転職を検討している方にとって、志望動機の作成は大きな壁となることがあります。事務職は人気の職種であり、競争率も高いため、採用担当者の心に響く志望動機を作成することが重要です。

本記事では、未経験者が事務職への転職を成功させるための志望動機の書き方について、具体的な例文を交えながら詳しく解説します。

書類作成や面接対策など未経験から事務職への転職にお困りなら未経験職種/業種の転職サポートに強いボレロキャリアにご相談ください。

事務職に詳しくなろう

志望動機の書き方を紹介する前に事務職について詳しくなっておきましょう。職への理解力は志望度の高さをアピールできる簡単な方法であり、欠かせない要素のひとつです。

ここでは事務職の仕事内容や求められる能力について解説していきます。

事務職の主な仕事内容

事務職の仕事は一般事務・営業事務・経理事務・医療事務に分かれており、それぞれ行う業務に大きな違いがあります。一般事務は書類作成や伝票入力、電話対応といった最もイメージしやすい事務職の仕事です。

一方、営業事務や経理事務はそれぞれの部署のサポート役を担当することが多く、見積書や請求書などの書類作成やデータ集計、日頃の伝票整理や給与計算などを行います。医療事務はそれらの事務職とは違い、病院などで受付業務をおこなったり、診療の受付や会計、診療報酬請求などの仕事を担当します。また、ほかにも学校事務・大学事務、貿易事務などがあり、多種多様な業務があるのが事務職の特徴のひとつといえるでしょう。

事務職に求められるスキル

事務職には、PCスキル(Word、Excel、PowerPointなど)、コミュニケーション能力(電話・来客対応、社内外連携)、事務処理能力(書類整理、データ入力、請求書作成など)、正確性・丁寧さ、集中力、問題解決能力、柔軟性・適応力、責任感、秘匿保持意識が求められます。

語学力は必須ではありませんがあると有利です。これらのスキルは経験や学習で習得可能ですが志望動機を考える際に仕事への活かし方を説明することが重要です。

事務未経験で志望動機を書く時のポイント・書き方

ここでは事務未経験の方が志望動機を書く際のポイントをいくつか紹介していきます。志望動機は転職活動において重要な役割を担っており、志望先の企業へ自分をアピールできるポイントですので時間がかかってもしっかり作成しましょう。

効果的な志望動機を書けるようになるには、ここからご紹介する5つのポイントを抑えておくことが重要です。

①なぜ未経験から事務職を目指すのか明確にする

事務職への転職を希望する理由を明確にすることは、説得力のある志望動機を作成する第一歩です。「なんとなく事務職が良さそう」という曖昧な理由では、採用担当者に熱意が伝わりません。

作成方法としてまず、自分自身に「なぜ今の仕事から事務職に転職したいのか」、「事務職のどのような点に魅力を感じているのか」を問いかけてみてください。例えば、「細かい作業が得意で、正確性を活かせる仕事がしたい」「チームをサポートする立場で組織に貢献したい」「ワークライフバランスを重視しながら、安定した環境で働きたい」など、具体的な理由を整理することが大切です。

また、現在の仕事での経験や不満な点を振り返り、事務職であればそれらが解消できると考える根拠も明確にしておきましょう。このプロセスを通じて、自分の価値観や働き方の希望が明確になり、より説得力のある志望動機につながります。

②事務職に活かせるスキル・経験をアピールする

未経験者が最も不安に感じるのは、「事務経験がないこと」です。しかし、事務職で必要とされるスキルは、他の職種でも培うことができます。重要なのは、これまでの経験を事務職の視点で再評価し、アピールポイントとして整理することです。

例えば、販売職の経験がある方なら、「顧客対応で培ったコミュニケーション能力は、社内外との連絡調整に活かせます」とアピールできます。製造業の経験者なら、「品質管理で培った細部への注意力は、書類作成やデータ入力の正確性につながります」と表現できるでしょう。

PCスキルについても、基本的な操作ができることをアピールしましょう。Word、Excel、PowerPointなどの使用経験があれば具体的に記載し、独学で勉強中の場合もその姿勢を示すことが大切です。また、電話対応やメール作成など、現職で日常的に行っている業務があれば事務職で活かせるスキルとして積極的にアピールしましょう。

③企業研究を徹底的に行い具体的な人物像を把握する

志望動機を作成する際、「貴社の事務職として働きたい」という一般的な表現では、他の応募者との差別化ができません。応募する企業について徹底的に研究し、その企業ならではの魅力や特徴を志望動機に盛り込むことが重要です。

そのためには企業のホームページや採用サイトを詳しく確認し、企業理念、事業内容、社風、最近のニュースなどを把握しましょう。特に注目すべきは、その企業が大切にしている価値観や、事務職に求める人物像です。これらの情報を基に、自分がその企業の事務職として、どのように貢献できるかを具体的に述べることができます。

例えば、「貴社の『顧客第一主義』という理念に共感し、事務職として正確で迅速な業務遂行により、営業部門のサポートを通じて顧客満足度向上に貢献したいと考えています」といった具体的な志望動機は、企業研究をしっかり行った証拠を生み、採用担当者に好印象を与えることができます。

④長期的なキャリアビジョンを示す

未経験から事務職への転職を希望する場合、「とりあえず事務職に就きたい」という短期的な視点ではなく、長期的なキャリアビジョンを示すことが重要です。採用担当者は、入社後も継続的に成長し、会社に貢献してくれる人材を求めています。

そのためには事務職としてのキャリアプランを具体的に描いてみましょう。例えば、「まずは一般事務として基礎的なスキルを身につけ、将来的には経理事務や人事事務など専門性の高い分野にも挑戦したい」「事務職として組織全体を俯瞰する視点を養い、将来的には業務改善の提案ができる人材になりたい」などです。大切なのはキャリアプランで安定や楽さを求めるのではなく成長意欲や向上心を示すことです。

また、そのために現在取り組んでいることや、入社後に取り組みたいことも併せて述べると、より説得力が増します。資格取得の勉強をしている場合は、その旨も記載しましょう。

⑤未経験であることを前向きに捉える

未経験であることは、必ずしもマイナス要素ではありません。むしろ、新しい視点や柔軟な発想を持ち込めるという点で強みにもなり得ます。この点を志望動機でうまくアピールすることが重要です。

例文としては「未経験だからこそ、既存の枠にとらわれない新鮮な視点で業務改善の提案ができる」「これまで培った異業種での経験を活かし、事務職の業務効率化に貢献できる」などで、前向きな表現を心がけましょう。また、「未経験ですが、謙虚な姿勢で学び、早期に戦力となれるよう努力します」という学習意欲の高さも併せてアピールすることが大切です。

ただし、「未経験ですが頑張ります」という精神論だけでは説得力に欠けます。具体的にどのような努力をしているか、どのような姿勢で臨むかを明確に述べることで、採用担当者に安心感を与えることができます。

一人で志望動機作成が難しい場合は転職エージェントを頼ろう

多くの転職エージェントでは求人の紹介に合わせて履歴書を添削してくれるサービスを無料で受けることができます。面談を通して経験や強みを一緒に整理してくれますし、転職エージェントが紹介した求人に対してであれば担当のカウンセラーが、志望する企業の事務職が求めているスキルや経歴を考慮した志望動機を作成してくれます。

未経験職種への転職は企業ごとに対策が異なり、アピールすべきポイントも変わってくるため一人で効果的な志望動機を作成するのは中々難しい部分があります。また、志望動機作成に限らず書類や面接で不安があったり、そもそも事務職自体が自分に合った仕事がわからないなどの悩みがある人にも無料で求人紹介や内定までのサポートをしてくれる転職エージェントは便利です。

事務職に未経験から転職するのが不安な方は、未経験業界や未経験職種への転職支援を得意とする「未経験転職ドットコム」を運営している 「ボレロキャリア」 への相談をしてみてください。

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【例文あり】未経験から事務へ転職する際の志望動機3選

これまで志望動機の書き方を紹介してきましたが、それらを実際に反映させた例文を3つ紹介していきます。

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