最終更新日:2025年7月30日
【例文あり】未経験からUI/UXデザイナーに転職するときの志望動機は?書き方や転職難易度を紹介
ネットワークエンジニアは、企業のIT基盤となるネットワークシステムの設計・構築・運用を担当しAWS、Azure、Google Cloudなどのクラウドプラットフォームを活用して、スケーラブルで柔軟なインフラストラクチャーを設計・構築・運用する最先端の職種です。企業のクラウド移行が加速し、デジタルトランスフォーメーションが進む中、クラウドネイティブなシステムを構築できるエンジニアへの需要は爆発的に増加しています。従来のオンプレミス環境とは異なる、新しいインフラの形を創造するクラウドエンジニアは、IT業界で最も注目される職種の一つです。
本記事では、未経験からクラウドエンジニアを目指す方に向けて、採用担当者に響く志望動機の書き方を、具体的な例文とともに詳しく解説します。。書類作成や面接対策など未経験からクラウドエンジニアへの転職にお困りなら未経験職種/業種の転職サポートに強いボレロキャリアにご相談ください
志望動機の書き方を紹介する前にまずはクラウドエンジニアという職種について詳しくなっておきましょう。職への理解力は志望度の高さをアピールできる簡単な方法であり、欠かせない要素のひとつです。
ここではクラウドエンジニアの仕事内容や求められる能力について解説していきます。
クラウドエンジニアはクライアントの要求に応じて、最適なクラウドアーキテクチャを設計し、コスト効率と拡張性を両立させる、新時代のインフラアーキテクトです。
クラウドエンジニアの業務は、クラウド移行計画の策定、アーキテクチャ設計、環境構築、自動化・効率化、セキュリティ対策、コスト最適化、監視・運用など多岐にわたります。また、DevOpsの実践、Infrastructure as Code、コンテナ技術など、最新の開発手法との連携も重要です。
志望動機では、「なぜクラウドエンジニアになりたいのか」を明確に伝えましょう。「スケーラブルなインフラ構築に魅力を感じる」「最新技術でビジネスの可能性を広げたい」「効率的で柔軟なシステム運用を実現したい」など、クラウド特有の価値への理解を示すことが大切です。
未経験からクラウドエンジニアへの転職は、必要とされるスキルの多様さや難易度から簡単な転職ではありません。しかし、厚生労働省の「令和4年版 労働経済の分析」によればIT業界は慢性的な人材不足状態にあり、約55%の企業が人材不足に悩むと答えています。一方で、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、あらゆる業種でのIT化が進む中、プログラマーやエンジニアの需要は年々高まっています。このような背景から、クラウドエンジニアを含むIT業界は未経験者でも門戸が広く開かれていると言えるでしょう。
クラウドエンジニアの募集要項に「未経験でも歓迎」と謳われている求人でも、実際には要求されているスキルや経験があり、一定の難易度が存在します。志望動機を書く際は身に着けているスキルや経験、取り組んでいる行いなどをアピールすることで、より効果的な志望動機が作成可能です。
下記の記事ではエンジニアの主な活躍の場であるIT業界に未経験で転職する際の難易度を詳しく解説しています。IT業界に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
ここではクラウドエンジニア未経験の方が志望動機を書く際のポイントをいくつか紹介していきます。志望動機は転職活動において重要な役割を担っており、志望先の企業へ自分をアピールできるポイントですので時間がかかってもしっかり作成しましょう。
効果的な志望動機を書けるようになるには、ここからご紹介する5つのポイントを抑えておくことが重要です。
クラウドエンジニアには、AWS、Azure、Google Cloud Platform(GCP)などの主要クラウドサービスへの理解が不可欠です。これらの学習への取り組みと基礎知識を具体的に示しましょう。
「AWSの主要サービス(EC2、S3、VPC、RDS)を学習」「無料利用枠を活用して実際に環境構築」「Azureの基本的なリソース管理を理解」「GCPでWebアプリケーションをデプロイ」など、実際に触れて学習していることを記載します。
各サービスの特徴も理解していることを示しましょう。「EC2インスタンスタイプの選定基準を理解」「S3のストレージクラスを用途に応じて使い分け」「VPCでセキュリティネットワーク環境を構築」「マネージドサービスの利点を理解」など、実践的な知識を持っていることをアピールします。
現代のクラウドエンジニアには、Infrastructure as Code(IaC)の実践と自動化スキルが求められます。これらへの取り組みと理解を具体的に示しましょう。
「TerraformでAWSリソースをコード化」「CloudFormationでインフラをテンプレート管理」「Ansibleで構成管理を自動化」「ARM TemplatesでAzureリソースを管理」など、IaCツールの使用経験を記載します。
実践的な自動化の例も示しましょう。「GitHubと連携してインフラのバージョン管理」「CI/CDパイプラインでインフラの自動デプロイ」「スクリプトで定期的なバックアップを自動化」「AWS CLIでリソース操作を効率化」など、手作業を減らす工夫をしていることをアピールしましょう。
クラウドネイティブなアプリケーション開発では、コンテナ技術が中心的な役割を果たします。DockerとKubernetesへの理解と学習状況を示しましょう。
「Dockerでアプリケーションをコンテナ化」「Dockerfileを作成して環境を標準化」「Docker Composeで複数コンテナを管理」「コンテナレジストリ(Docker Hub、ECR)を活用」など、コンテナの基本を押さえていることを記載します。
Kubernetesへの取り組みも示しましょう。「Kubernetesの基本概念(Pod、Service、Deployment)を理解」「kubectlコマンドでリソース管理」「EKSやAKSでマネージドKubernetesを体験」「Helmでアプリケーションをパッケージ管理」など、オーケストレーションへの理解を志望動機でアピールします。
クラウド環境では、セキュリティとコンプライアンスが特に重要です。これらへの意識と学習状況を示しましょう。
「責任共有モデルを理解し、適切なセキュリティ対策」「IAMでの最小権限の原則を実践」「セキュリティグループとNACLでネットワーク制御」「暗号化(保存時、転送時)の重要性を理解」など、クラウドセキュリティの基本を押さえていることを記載します。
コンプライアンスへの理解も示しましょう。「個人情報保護法への対応を意識」「データの保存場所(リージョン)の重要性」「監査ログの取得と保管」「アクセス管理とトレーサビリティ」など、企業での利用を意識していることをアピールします。
クラウドエンジニアには、知識とスキルを証明する資格が重視されます。取得済みまたは学習中の資格と、今後の学習計画を具体的に記載しましょう。
「AWS Certified Cloud Practitionerを取得(または学習中)」「次はSolutions Architect Associateを目指す」「Azure Fundamentalsで基礎を固める」「Google Cloud Digital Leaderも視野に」など、段階的な資格取得計画を示します。
学習リソースの活用も記載しましょう。「AWS公式トレーニングを受講」「Udemyでハンズオン講座を学習」「A Cloud Guruで体系的に学習」「公式ドキュメントを日常的に参照」など、多様な学習方法を活用していることを示します。
多くの転職エージェントでは求人の紹介に合わせて履歴書を添削してくれるサービスを無料で受けることができます。面談を通して経験や強みを一緒に整理してくれますし、転職エージェントが紹介した求人に対してであれば担当のカウンセラーが、志望する企業のクラウドエンジニアが求めているスキルや経歴を考慮した志望動機を作成してくれます。
未経験職種への転職は企業ごとに対策が異なり、アピールすべきポイントも変わってくるため一人で効果的な志望動機を作成するのは中々難しい部分があります。また、志望動機作成に限らず書類や面接で不安があったり、そもそもクラウドエンジニア自体が自分に合った仕事がわからないなどの悩みがある人にも無料で求人紹介や内定までのサポートをしてくれる転職エージェントは便利です。
クラウドエンジニアに未経験から転職するのが不安な方は、未経験業界や未経験職種への転職支援を得意とする「未経験転職ドットコム」を運営している 「ボレロキャリア」 への相談をしてみてください。
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これまでクラウドエンジニアを志望するときの志望動機の書き方のポイントを紹介してきました。志望動機の書き方について理解したら実際にどのような志望動機を書いていく前に、クラウドエンジニアを目指す場合のいくつかの志望動機の例文を確認していきましょう