最終更新日:2025年7月30日
【例文あり】未経験からUI/UXデザイナーに転職するときの志望動機は?書き方や転職難易度を紹介
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れるWebサイトやアプリケーションのインターフェースを開発し、優れたユーザー体験を創造する職種です。React、Vue.js、Angularなどのモダンなフレームワークの登場により、フロントエンド開発はより高度で創造的な領域へと進化しています。スマートフォンの普及やWebアプリケーションの重要性が高まる中、優秀なフロントエンドエンジニアへの需要は急速に拡大しています。
本記事では、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方に向けて、採用担当者に響く志望動機の書き方を、具体的な例文とともに詳しく解説します。
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フロントエンドエンジニアへの転職を成功させるためには、まずフロントエンドエンジニアの役割を深く理解することが不可欠です。職への理解力は志望度の高さをアピールできる簡単な方法であり、欠かせない要素のひとつです。
ここではフロントエンドエンジニアの仕事内容や求められる能力について解説していきます。
フロントエンドエンジニアは、主にユーザーが直接目にする部分を構築・設計し、直感的で心地よい操作体験を開発するエンジニアです。フロントエンドエンジニアの作業はサービスの印象に直結する部分が多く、HTML/CSSによるマークアップ、JavaScriptでのインタラクティブな機能実装、フレームワークを使った効率的な開発、レスポンシブデザインの実装、パフォーマンス最適化、アクセシビリティの確保など多岐にわたります。また、デザイナーやバックエンドエンジニアとの協業も重要な要素です。
志望動機では、「なぜフロントエンドエンジニアになりたいのか」を明確に伝えましょう。「ユーザーの操作に直接反応する動的なUIを作ることに魅力を感じる」「デザインと技術の架け橋となり、美しく機能的なWebサイトを作りたい」など、フロントエンド特有の魅力への理解を示すことが大切です。
フロントエンドエンジニアには、HTML、CSS、JavaScriptなどプログラミングの基礎となる言語を扱えることは大前提であり、バックエンドに関する知識やUI・UX設計などのスキルも求められます。特にUI・UX設計は、ユーザーが直接目にする部分を開発することから、快適な操作体験を実現するには欠かせないスキルのひとつといえます。
また、デザインに関する知識もフロントエンジニアには必要とされています。大規模なプロダクトなどになってくると、デザインはWebデザイナーが担当する場合が多いですが、簡単なWebページであれば、フロントエンドエンジニア自身がデザインを担当することも少なくありません。Webデザイナーと仕事を進めていく場合であってもフロントエンジニアがデザイン関連の知識を持っておくだけで円滑なプロダクト進行や、UI・UXの改善に有効に働きます。
フロントエンジニアを志望するからと言って、エンジニア関連のスキルだけを身に着ければいいというわけではないので、志望動機を書く際は注意しておきましょう。
実際にフロントエンジニアとして活躍するにはどれだけの難易度があるのでしょうか、下記の記事ではIT業界に未経験で転職する際の難易度を詳しく解説しています。IT業界に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
ここではフロントエンジニア未経験の方が志望動機を書く際のポイントをいくつか紹介していきます。志望動機は転職活動において重要な役割を担っており、志望先の企業へ自分をアピールできるポイントですので時間がかかってもしっかり作成しましょう。
効果的な志望動機を書けるようになるには、ここからご紹介する5つのポイントを抑えておくことが重要です。
未経験者が最も強くアピールすべきは、フロントエンド開発の基礎であるHTML/CSS/JavaScriptの学習実績と、実際に作った制作物です。「勉強中です」ではなく、「これだけのものが作れます」という具体的な成果を示すことが重要です。
学習の進捗を段階的に示しましょう。「HTML5でセマンティックなマークアップを習得」「CSS3でFlexboxとGridを使った柔軟なレイアウトを実装」「JavaScriptでDOM操作とイベント処理を自在に扱える」「ES6+の最新構文を理解し、実践で活用」など、基礎から応用まで体系的に学んでいることを記載します。
制作物は必ず複数用意しましょう。「レスポンシブ対応のコーポレートサイトを3つ制作」「JavaScriptでToDoアプリやタイマーアプリを開発」「APIと連携した天気予報アプリを作成」など、様々なタイプの制作経験をアピールしましょう。
現代のフロントエンド開発では、React、Vue.js、Angularなどのフレームワークやライブラリの使用が一般的です。これらへの取り組みを示すことで、最新の開発手法を学ぶ意欲があることをアピールできます。
「Reactの基礎を学習し、コンポーネント指向の開発を実践」「useState、useEffectなどのHooksを使いこなせる」「Vue.jsでSPAを開発し、Vuexで状態管理を実装」など、具体的な技術要素まで踏み込んで記載します。
実際のプロジェクトでの使用経験も重要です。「Reactで作った個人ブログをVercelでデプロイ」「Next.jsを使ってSSGの静的サイトを構築」「TypeScriptを導入して型安全な開発を実践」など、実践的な経験を示しましょう。
優れたフロントエンドエンジニアには、技術力だけでなく、デザインセンスとユーザビリティへの理解が求められます。これらの資質を持っていることを、具体例を挙げて示しましょう。
「ユーザーの視線の流れを意識したレイアウト設計」「マイクロインタラクションで心地よい操作感を演出」「ローディング時のスケルトンスクリーンでUXを向上」など、ユーザー体験を重視した実装例を記載します。
デザインツールとの連携経験も評価されます。「Figmaのデザインカンプを忠実に再現」「デザイントークンを使った一貫性のあるUI実装」「デザイナーと協力してプロトタイプを作成」など、デザイナーとの協業を意識していることを示します。
アクセシビリティへの配慮も重要です。「WAI-ARIAを使ったスクリーンリーダー対応」「キーボードナビゲーションの実装」「色覚多様性を考慮したカラー設計」など、すべてのユーザーに配慮した開発ができることをアピールしましょう。
フロントエンドエンジニアには、高速で快適なWebサイトを実現する技術力が求められます。パフォーマンス最適化への取り組みと、モバイルファーストの理解を示しましょう。
「Lighthouseで測定し、パフォーマンススコアを改善」「画像の遅延読み込みとWebP形式での最適化」「CSSとJavaScriptの最小化とバンドル最適化」「Critical CSSでファーストビューの高速化」など、具体的な最適化手法を記載します。
現代のフロントエンド開発では、様々なツールを使いこなすことが求められます。開発環境の構築や、各種ツールへの理解を示すことで、即戦力として期待できることをアピールしましょう。
また、選考ではテストへの取り組みも評価されます。「Jestで単体テストを実装」「React Testing Libraryでコンポーネントテスト」「Cypressでe2eテストを自動化」など、品質を担保する姿勢を示しましょう。
多くの転職エージェントでは求人の紹介に合わせて履歴書を添削してくれるサービスを無料で受けることができます。面談を通して経験や強みを一緒に整理してくれますし、転職エージェントが紹介した求人に対してであれば担当のカウンセラーが、志望する企業のフロントエンドエンジニアが求めているスキルや経歴を考慮した志望動機を作成してくれます。
未経験職種への転職は企業ごとに対策が異なり、アピールすべきポイントも変わってくるため一人で効果的な志望動機を作成するのは中々難しい部分があります。また、志望動機作成に限らず書類や面接で不安があったり、そもそもフロントエンドエンジニア自体が自分に合った仕事がわからないなどの悩みがある人にも無料で求人紹介や内定までのサポートをしてくれる転職エージェントは便利です。
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これまでフロントエンドエンジニアを志望するときの志望動機の書き方のポイントを紹介してきました。志望動機の書き方について理解したら実際にどのような志望動機を書いていく前に、フロントエンドエンジニアを目指す場合のいくつかの志望動機の例文を確認していきましょう。