未経験の職種へ転職

【例文あり】未経験からDTPデザイナーに転職するときの志望動機は?書き方や例文を紹介

最終更新日:2025年8月31日

目次

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  • DTPデザイナーという仕事への理解力を上げよう
    • DTPデザイナーの主な仕事内容
    • 未経験でDTPデザイナーへの転職難易度は高い?
  • DTPデザイナー未経験で志望動機を書く時の書き方
    • DTPソフトウェアの習得状況と制作実績を具体的に示す
    • タイポグラフィと文字組みへの理解と実践をアピールする
    • レイアウトデザインと情報設計の能力を強調する
    • 印刷知識と入稿データ作成への理解を示す
    • スケジュール管理と修正対応力を具体的に記載する
  • 一人で志望動機作成が難しい場合は転職エージェントを頼ろう
  • 【例文あり】未経験からCGデザイナーへ転職する際の志望動機3選
    • 例文1:事務職からDTPデザイナーへの転職
    • 例文2:グラフィックデザイナーからDTPデザイナーへの転職
    • 例文3:印刷会社営業からDTPデザイナーへの転職
  • 印刷物に命を吹き込むデザインのプロフェッショナルへ

DTPデザイナーは、雑誌、書籍、カタログ、パンフレットなど、印刷物のレイアウトとデザインを通じて、情報を美しく効果的に伝える専門職です。デジタル化が進む現代でも、印刷物の持つ質感や存在感は特別な価値を持ち、企業のブランディングや出版文化を支える重要な役割を担っています。InDesign、Illustrator、Photoshopを駆使して、文字と画像を調和させ、読みやすく魅力的な紙面を創造するこの職種は、編集とデザインの両方のセンスが求められる奥深いキャリアです。

本記事では、未経験からDTPデザイナーを目指す方に向けて、採用担当者に響く志望動機の書き方を、具体的な例文とともに詳しく解説します。書類作成や面接対策など未経験からDTPデザイナーへの転職にお困りなら未経験職種/業種の転職サポートに強いボレロキャリアにご相談ください。

DTPデザイナーという仕事への理解力を上げよう

志望動機の書き方を紹介する前にまずはDTPデザイナーという職種について詳しくなっておきましょう。職への理解力は志望度の高さをアピールできる簡単な方法であり、欠かせない要素のひとつです。

ここではDTPデザイナーの仕事内容や求められる能力について解説していきます。

DTPデザイナーの主な仕事内容

DTPデザイナーは雑誌、書籍、カタログ、パンフレットなど、印刷物のレイアウトとデザインを通じて、情報を美しく効果的に伝える専門職であり、情報の階層を整理し、読者の視線を導き、メッセージを効果的に伝えるエディトリアルデザインを行います。主な活躍の場には、出版社、広告代理店、印刷会社、デザイン事務所、編集プロダクション等があげられ、近年ではWebへの対応も進んできています。

DTPデザイナーの業務は、企画打ち合わせ、台割作成、レイアウト設計、文字組み、画像処理、色調整、入稿データ作成、校正対応など多岐にわたります。また、雑誌、書籍、カタログ、パンフレット、ポスターなど、媒体によって求められるデザインアプローチも異なります。

志望動機では、「なぜDTPデザイナーになりたいのか」を明確に伝えましょう。「印刷物の持つ質感と存在感に魅力を感じる」「情報を整理し、美しく伝えることにやりがいを感じる」「紙媒体ならではの表現を追求したい」など、DTPデザインへの情熱と理解を示すことが大切です。

未経験でDTPデザイナーへの転職難易度は高い?

結論からお伝えすると、未経験からDTPデザイナーへの転職は比較的難しいと言えるでしょう。DTPデザイナーへの未経験転職は以下の4つの理由から難しいと言われています。

  • デザイン関連の専門的なスキルと知識が求められるため
  • ポートフォリオでの実力のアピールが必要なため
  • デザイナー自体が即戦力が求められる傾向があるため
  • 人気で市場の競争率が高いため

これらの理由からDTPデザイナーへの未経験転職は難しいと言われており、特にデザインの知識や専門スキルに加えてIllustrator・Photoshopの操作スキルなど、様々な専門的なスキルを身につけなければいけないDTPデザイナーの特性が転職を難しくしている最大のポイントと言えます。

DTPデザイナー未経験で志望動機を書く時の書き方

ここではDTPデザイナー未経験の方が志望動機を書く際のポイントをいくつか紹介していきます。志望動機は転職活動において重要な役割を担っており、志望先の企業へ自分をアピールできるポイントですので時間がかかってもしっかり作成しましょう。

効果的な志望動機を書けるようになるには、ここからご紹介する5つのポイントを抑えておくことが重要です。

DTPソフトウェアの習得状況と制作実績を具体的に示す

未経験者が最も強くアピールすべきは、DTPソフトウェアの習得状況と、実際に制作した作品です。Adobe Creative Suiteの主要ソフトをどの程度使いこなせるかを具体的に示すことが重要です。志望動機では、Illustratorでロゴやイラスト作成やPhotoshopで画像補正とレタッチなど、具体的に使用できるソフトウェアとスキルを記載しましょう。

また、制作実績も同時に記載することが重要です。「架空の雑誌を20ページ制作」「商品カタログのレイアウトデザイン」「フライヤーやポスターを10作品以上」「同人誌の編集とデザイン経験」など、多様な印刷物の制作経験をアピールしましょう。

タイポグラフィと文字組みへの理解と実践をアピールする

DTPデザイナーにとって、タイポグラフィと文字組みは最も重要なスキルの一つです。禁則処理の理解と設定への理解度や、約物の正しい使い方など、日本語組版の特性を理解し、美しい文字組みができることを示しましょう。

また志望動機では、日本語以外にも欧文組版の知識もアピールできると良いでしょう。「ベースラインの揃え方」「ハイフネーション設定」「カーニングの調整」「多言語混在レイアウト」など、グローバルな案件にも対応できることを示します。

レイアウトデザインと情報設計の能力を強調する

優れたDTPデザイナーには、美しいだけでなく、情報を整理し、読者を導くレイアウト能力が求められます。志望動機では、グリッドシステムの活用や、余白の効果的な使い方、要素の整列と反復などデザインの基礎理論と実践力をアピールしましょう。

媒体別のデザインアプローチも記載できるとより効果的な志望動機になります。「雑誌の動的なレイアウト」「書籍の読みやすさ重視の設計」「カタログの商品訴求力」「パンフレットの情報整理」など、目的に応じたデザインができることを示しましょう。

印刷知識と入稿データ作成への理解を示す

DTPデザイナーには、デザインだけでなく、印刷工程を理解し、適切な入稿データを作成する技術力が求められます。志望動機を書く際は、CMYKカラーの理解と管理知識や印刷線数と解像度の関係を理解していることなど、実務を意識した知識を示しましょう。

また、入稿データ作成の経験があれば必ず志望動機に記載するようにしましょう。「PDF/X-1aでの書き出し」「画像の埋め込みとリンク管理」「フォントのアウトライン化」「プリフライトでのチェック」など、トラブルのない入稿データを作成できることをアピールできます。

スケジュール管理と修正対応力を具体的に記載する

DTPデザイナーに限らず会社で働く限りは、複数案件を並行して進め締切を守る管理能力が不可欠です。またデザイナー特有の校正や修正にも柔軟に対応する必要があります。

志望動機ではスケジュール管理能力が十分に備わっていることを記載しましょう。「複数案件の進行管理」「工程別の時間配分」「締切に向けた逆算スケジュール」「緊急対応への余裕確保」など、具体的なエピソードと一緒に記載することで計画的な仕事ができることをアピールできます。

修正対応への姿勢も重要です。「赤字修正の正確な反映」「バージョン管理の徹底」「修正履歴の記録」「効率的な修正作業フロー」など、丁寧で確実な対応ができることをアピールしましょう。

一人で志望動機作成が難しい場合は転職エージェントを頼ろう

多くの転職エージェントでは求人の紹介に合わせて履歴書を添削してくれるサービスを無料で受けることができます。面談を通して経験や強みを一緒に整理してくれますし、転職エージェントが紹介した求人に対してであれば担当のカウンセラーが、志望する企業のDTPデザイナーが求められているスキルや経歴を考慮した志望動機を作成してくれます。

未経験職種への転職は企業ごとに対策が異なり、アピールすべきポイントも変わってくるため一人で効果的な志望動機を作成するのは中々難しい部分があります。また、志望動機作成に限らず書類や面接で不安があったり、そもそもDTPデザイナー自体が自分に合った仕事がわからないなどの悩みがある人にも無料で求人紹介や内定までのサポートをしてくれる転職エージェントは便利です。

DTPデザイナーに未経験から転職するのが不安な方は、未経験業界や未経験職種への転職支援を得意とする「未経験転職ドットコム」を運営している 「ボレロキャリア」 への相談をしてみてください。

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【例文あり】未経験からCGデザイナーへ転職する際の志望動機3選

これまで志望動機の書き方を紹介してきましたが、それらを実際に反映させた例文を3つ紹介していきます。

これらの例文を直接使うことはできませんが、参考にしてより効果的な事務職への志望動機を考えましょう。

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