最終更新日:2025年7月30日
【例文あり】未経験からUI/UXデザイナーに転職するときの志望動機は?書き方や転職難易度を紹介
コンサルタントは、企業が抱える経営課題に対して、専門的な知識と分析力を駆使して解決策を提示し、実行支援まで行う職種です。
戦略立案から業務改善、IT導入まで幅広い領域で活躍するコンサルタントは、高い問題解決能力と論理的思考力が求められる一方で、大きなやりがいと成長機会に恵まれた職種でもあります。本記事では、未経験からコンサルタントを目指す方に向けて、採用担当者の心を掴む志望動機の書き方を、具体的な例文とともに詳しく解説します。
書類作成や面接対策など未経験からコンサルタントへの転職にお困りなら未経験職種/業種の転職サポートに強いボレロキャリアにご相談ください。
志望動機の書き方を紹介する前にまずはコンサルタントという職種について詳しくなっておきましょう。職への理解力は志望度の高さをアピールできる簡単な方法であり、欠かせない要素のひとつです。
ここではコンサルタントの仕事内容や求められる能力について解説していきます。
近年、コンサルタントは高収入を目指せる代表的な仕事のひとつになりつつあり、多くの人の関心を集めています。コンサルタントは、単なるアドバイスではなくクライアント企業の経営課題を分析し、実現可能な解決策を提案・実行まで伴走する「変革の専門家」です。
具体的な業務は、ヒアリング、現状分析、課題特定、仮説構築、データ分析、解決策立案、プレゼンテーション、実行支援、効果測定など多岐にわたります。プロジェクトはチームで進められ、数週間から数年に及ぶこともあります。
コンサルタントの職種の中には、経営コンサルタントやITコンサルタントなど様々な種類があります。下記の記事ではITコンサルタントに未経験から転職したい人向けの難易度を解説しています。ITコンサルタントに興味がある人はぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。
コンサルタントはその専門性の高さゆえに多岐にわたる能力が求められます。特に論理的思考力と問題解決能力はコンサルタント業務を行っていく中で最も重要視されるスキルです。
課題を構造的に捉え、データに基づいた仮説構築と解決策を導き出す能力はコンサルタントにとっては必要不可欠といえます。また、MECEやロジックツリーなどのフレームワークを活用できると、より効果的な問題解決が可能になります
さらに、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力も重要です。複雑な分析結果や提案内容を分かりやすく、論理的に伝える能力はもちろん、多様な関係者と円滑にコミュニケーションを取り、合意形成を図る能力が求められます。PowerPointなどでの資料作成スキルもこの能力に含まれます。体力とストレス耐性も非常に重要な能力です。プロジェクトによってはハードワークになる環境下で、複数のプロジェクトを並行して管理し、高いパフォーマンスを維持する能力が求められます。
ここではコンサルタント未経験の方が志望動機を書く際のポイントをいくつか紹介していきます。志望動機は転職活動において重要な役割を担っており、志望先の企業へ自分をアピールできるポイントですので時間がかかってもしっかり作成しましょう。
効果的な志望動機を書けるようになるには、ここからご紹介する5つのポイントを抑えておくことが重要です。
コンサルタントに最も求められる能力は、論理的思考力と問題解決能力です。未経験者は、現職や学生時代の経験から、これらの能力を発揮したエピソードを具体的に示す必要があります。
例えば、「売上低迷の原因を分析し、データに基づいた改善策を提案・実行した」「業務プロセスの非効率な部分を特定し、新しいワークフローを設計した」「学生時代のゼミで、企業の経営課題に対する提言をまとめ、高い評価を得た」など、課題を構造的に捉え、解決に導いた経験を記載しましょう。
重要なのは、単に「問題を解決した」と述べるのではなく、どのように問題を分析したか、どんな仮説を立てたか、どのようなデータを使ったか、どんな解決策を導き出したかを、具体的に説明することです。MECE(漏れなくダブりなく)やロジックツリーなど、論理的思考のフレームワークを意識的に使った経験があれば、それも併せて記載すると良いでしょう。
未経験からの転職では、現在の仕事で培った分析力や提案力を、コンサルティング業務にどう活かせるかを明確に示すことが重要です。どんな職種でも、必ずコンサルティングに活かせる要素があります。
営業職なら「顧客の課題をヒアリングし、最適なソリューションを提案してきた経験は、クライアントのニーズを理解し、価値ある提案を行うコンサルティングの基本に通じる」とアピールできます。経理職なら「財務データの分析から経営課題を発見し、改善提案を行った経験がある」と表現できるでしょう。
エンジニアなら「システムの問題点を分析し、最適な解決策を設計・実装してきた」、マーケティング職なら「市場分析から戦略立案、実行、効果測定までのPDCAを回してきた」など、それぞれの職種での経験をコンサルティングの文脈で再解釈することが大切です。
コンサルタントにとって、分析結果や提案内容を分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力は不可欠です。また、様々なステークホルダーと円滑にコミュニケーションを取る能力も重要です。
プレゼンテーション経験があれば、具体的に記載しましょう。「経営層への業績報告を定期的に実施」「社内プロジェクトの提案プレゼンで承認を獲得」「学会での研究発表経験がある」など、対象者や規模、成果を含めて説明します。
コミュニケーション能力については、「部門横断プロジェクトでの調整役を担当」「顧客との交渉で合意形成に導いた」「多様なメンバーとのチームワークで成果を出した」など、具体的な場面での発揮例を示しましょう。
資料作成能力も重要です。「PowerPointでの提案資料作成が得意」「複雑な内容を図解して説明することができる」など、ビジュアルコミュニケーションのスキルもアピールポイントになります。
コンサルティング業界は常に新しい知識やスキルが求められる世界です。そのため、高い学習意欲と継続的な自己研鑽の姿勢を示すことが重要です。
既に取り組んでいる学習活動を具体的に記載しましょう。「ケース面接対策として、戦略コンサルティングの書籍を10冊以上読破」「オンラインでMBAの基礎科目を受講中」「ビジネスフレームワークを実務で活用する練習をしている」など、能動的な学習姿勢を示します。
資格取得も有効です。「中小企業診断士の勉強中」「簿記2級を取得し、財務分析の基礎を身につけた」「TOEIC900点を取得し、グローバルプロジェクトにも対応可能」など、コンサルティングに役立つ資格や勉強をアピールしましょう。
また、業界研究の深さも示すと良いでしょう。「コンサルティングファームの特徴や強みを研究」「業界の最新トレンドを把握するため、専門メディアを定期的にチェック」など、真剣に業界を目指していることが伝わります。
コンサルティング業界は、プロジェクトによってはハードワークになることもあります。そのため、体力とストレス耐性があることを、さりげなくアピールすることも重要です。
直接的に「体力に自信があります」と書くのではなく、「複数のプロジェクトを並行して管理し、期限内に完遂した」「繁忙期には月100時間の残業をこなしながら、高い成果を維持した」「学生時代は体育会で活動し、厳しい練習と学業を両立させた」など、具体的なエピソードを通じて示しましょう。
ストレス管理についても、「プレッシャーの高い状況でも冷静に判断し、最適な解決策を導き出せる」「タイトなスケジュールの中でも、優先順位をつけて効率的に業務を遂行できる」など、実例を交えて説明することが効果的です。
多くの転職エージェントでは求人の紹介に合わせて履歴書を添削してくれるサービスを無料で受けることができます。面談を通して経験や強みを一緒に整理してくれますし、転職エージェントが紹介した求人に対してであれば担当のカウンセラーが、志望する企業のコンサルタントに求めているスキルや経歴を考慮した志望動機を作成してくれます。
未経験職種への転職は企業ごとに対策が異なり、アピールすべきポイントも変わってくるため一人で効果的な志望動機を作成するのは中々難しい部分があります。また、志望動機作成に限らず書類や面接で不安があったり、そもそもコンサルタント自体が自分に合った仕事がわからないなどの悩みがある人にも無料で求人紹介や内定までのサポートをしてくれる転職エージェントは便利です。
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これまでコンサルタントを志望するときの志望動機の書き方のポイントを紹介してきました。志望動機の書き方について理解したら実際にどのような志望動機を書いていく前に、コンサルタントを目指す場合のいくつかの志望動機の例文を確認していきましょう。